難解な英文を読み解くには英単語をしっかり覚えておくことが重要です。
東大文2に現役合格したホリエモンこと堀江貴文さんも、英単語の重要性を語っています。
「で、英語の勉強法なんですが、ずばり単語の暗記です。単語さえ読めれば文脈を想像できますからね。文法なんてクソ食らえです。」
「用例や派生語をページごと覚えるのです。200ページくらいあった単語帳を1日見開き2ページ。100日の計画でしたが、実際は前倒しして70日くらいで達成しました。」
この方法で高3夏にE判定だった東京大学に現役合格してしまうんですよね、本当に合理的で賢い人だなぁ…
この記事では、効率がよい英単語の覚え方を紹介していきます。英単語暗記以外にも使えるなので、ぜひ活用してみてください。
繰り返して覚える、英単語の覚え方。
エビングハウスの忘却曲線というものを知っているだろうか。繰り返して復習していくことで、より記憶が定着しやすくなるというものです。
黒の曲線が、英単語を暗記後に復習をしないで過ごした場合の記憶定着度を表しています。一方赤の破線が、定期的に復習することでより強い記憶に定着していくことを表している曲線です。
暗記などの学習をするときは、記憶というものは意識的に復習をしないと次第に忘れていってしまうということを念頭に置く必要がありそうですね。
また、英単語は一度で完璧に覚えてしまおうとせずに、何度も繰り返して覚えるように意識したほうが覚えやすいです。何百個も暗記していくと、どうしても覚えにくい英単語が出てきます。それも時間をかけて何度も触れていけば覚えることができるようになります。
ぼくがまだ高校2年生の時は単語帳の前半数ページだけ完璧に覚えて、後半は全くという状態でした。やってはいけない受験生あるあるですよね(笑)
今でも非常に暗記は苦手ですが、覚えておかなければならないものは毎日軽くでも触れるようにして、忘れないようにしています。
音で覚える、英単語の覚え方。
移動中や家でゲームをしているときなど、常に英単語の音声を聞くようにしています。
スプラトゥーンを低音量でプレイしながら英単語を聞いてブツブツ復唱したり、街を歩きながら復唱しています。
かなり気持ち悪いですよね(汗)
ちなみに耳から聞いた英単語の綴り(スペリング)を頭の中で思い浮かべることでライティングの練習にもなります。英作文の対策にもなりますよ。
またセンター試験のリスニングや、TOEICなどのヒアリング試験を受験しようとされている場合、英語聞き取りのスキル向上にも期待ができるので非常にオススメの勉強法です。
オススメの教材はZ会の速読英単語CDと、ターゲット1900のWEBダウンロード音声です(CD付きもありますが、通常の単語帳に書いてあるURLから音声をダウンロードできます)。
関連させて覚える、英単語の覚え方。
英単語を覚えていると、これまでにカタカナ英語で覚えていたものに遭遇することがあります。
例えば「勝利」の意味のtriumph。これ実は女性下着ブランドの「トリンプ」なんです。元AKB48の大島優子さんや小嶋陽菜さんがイメージモデルだったあのブランド。英語っぽく発音すると「トライアンフ」。こういう単語に出会うと、ちょっとした感動がありますよね。『triumphは下着ブランドと同じ綴りで「勝利」という意味なんだ』と覚えられます。
triumph→トリンプ→ブラジャーのブランド→好きな子のブラを拝む→勝利!というように覚えます。
決して、triumph→トリンプ→ブラジャー→おっぱい!とは覚えないようにしてください。
他にも身近な略称語の元になった単語を挙げると、
・UFOは、Unidentified Flying Object(未確認飛行物体)の略称。
・車のギアチェンジのNマークはneutral(中立、はっきりしない)の意味。
・化粧品のコンシーラーはconceal(を隠す)という動詞から派生している。
など、意外にも身近なところに英単語が隠れていたります。こういうところから記憶をより強固にしていくという方法もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
寝る前に覚える、英単語の覚え方。
人は寝ている間に記憶を整理するという性質があります。
記憶して睡眠を挟んでからテストをする場合と、挟まない場合でテストをする場合で点数比較したところ、前者の方が成績が良かったという実験結果もあります。
睡眠も学習の一部として考えて、最低でも6時間以上は毎日睡眠しましょう。
頭に良い栄養を摂る英単語の覚え方。
色々と調べてみると、糖質(ご飯)、豚肉や卵などのビタミンB1、納豆などの大豆類、DHAを含むイワシなどの青魚などが特に良さそうですね。
・糖質+ビタミンB1によって、糖質を効率良くエネルギーに変えてくれる。
・大豆に含まれるレチシンという栄養が認知症予防にも良い。
・青魚に含まれるDHAが記憶学習などの脳の働きを高める。
ぼくは普段からご飯と卵、納豆は毎日必ず食べるようにしています。今後は青魚も積極的に摂取するようにしようかな。食べ過ぎには注意してください。
その他に記憶力を高めるこんな工夫も。
人間が最も記憶しやすい色が青という性質を生かす。
人間は青色で記述されたものを最も記憶しやすいという実験結果があります。
効率良く覚えたいのなら、青いマーカーを使ったり、青ペンで書きなぐって覚えたりするのが良いかもしれません。
嗅覚が記憶に直結しているという性質を利用する。
人間は嗅覚で感じたものが最も記憶しやすいらしいです。NANAのヤスもそう言っていた!医学的にも証明されています。
たとえば香水などを嗅ぎながら英単語を覚えて、同じ匂いを消しゴムなどに染み込ませておきテストを受けるという方法はどうだろうか。
科目ごとに匂いを分けて、古典単語は柑橘系。数学の公式はミント。理科(化学)の反応式はラベンダー、という感じにやってみたら案外上手くいくかもしれない。やったことはないけど…。参考までにご紹介しました。
英単語の覚え方、まとめ。
さて、いかがでしたでしょうか。効率的に英単語を覚える方法を紹介させていただきました。僕自身が実践してみた感想としては、「繰り返して覚える」、「音で覚える」方法は特に効果があると思います。ぜひ実践いただけたらと思います。
英単語以外でも、寝る前に1、2分だけでいいから見直すといった方法が効果的だと思っております。実際に解かずに、数学や物理の解法を記述したノートを眺めるだけでもOKです。
受験勉強なんて記憶が占める部分がほとんど、試験前にどれだけ経験して覚えられているかが合否を分けてきます。
ここに書いたことで今後の受験勉強に役立てばそれほど嬉しいことはありません。本日もここまで読んでいただきありがとうございました。